「…頼むから…もうちょっとだけこのまま寝かせてくれ…」 寝起きの掠れた声で、 驚いて振り返った。 桜井が俺の声で起きていた。 助かった。 「わりぃけど、ちょっと出掛けてきていいか?好きなだけ寝てていいから、お前に留守頼みたい」 ちぃも連れて行く。 それが俺の決断だった。 「いいけど…」 了解と言わんばかりに、掌を振ってそのまま寝息を立て始めた。 .