1/2 〜危険なベターハーフ〜



「…紘ちゃん?」


アパートの扉の前で、
予感通りちぃは待っていた。


「だから部屋の合い鍵をちゃんとやるから、部屋の中で待てって」

俺の言葉を最後まで聞かぬうちに、ちぃは桜井の視線に固まっていた。


「浅野の友人の桜井です」

普通に差し出された桜井の掌に面食らっているようだ。


「ちぃちゃんだよね?」


俺に救いを求めている目を向けているのに気づいた。



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