触れたい。 髪だけじゃなく。 上辺だけじゃなく。 もっと体の奥にある、 きみの心に触れたい。 こんな俺は… 上司失格だな…。 それも美羽ちゃんなら 悪くないとさえ思えるんだ。 「付き合って欲しい場所…?」 弱い声音がまたそそる。 許されるなら このまま掻き抱きたい。 そんなことをしたら、 俺にも美羽ちゃんは 心を開かなくなってしまう。 髪に触れるのだけで 手を止めるのに必死だった。 .