気がつくと、俺の頬に ちぃの指が伸びていた。 躊躇いがちだけど、 ゆっくりと小さな指が近付く。 まるで、 俺の心に触れるように。 「ちぃならいいよ…」 突っ立ったままだけど、 それがまたちぃらしい。 不器用な近付き方が、 何も知らないガキみたいで。 むしろ… 何も知らないでいて欲しい。 .