ちぃのアパートのチャイムを鳴らすと、無防備な甘いソプラノが奥から響いてくる。 ちぃの甘い声が。 「紘ちゃん?」 開けたと同時に名前を呼ばれ、 ちぃの姿にドキッとした。 髪を濡らし、風呂上がりのいい匂いを漂わせ、何も疑うことなく笑顔を向けていたから。 いつもちぃは 本当に無防備過ぎる。 そういうところが どこか美羽ちゃんに似てると ずっと思っていたけど。 きっと美羽ちゃんが ちぃに似てたんだ。 それに今更気がついた。 .