彼女の凛とした、 冷えた声が静かに響く。 「経験してるのが偉いんだ? そんなに経験しないと 学習能力低いから わかんないんだよね?」 射るような視線が千早ちゃんの声を喉に留める。 「経験がなかろうがアンタに迷惑かけちゃいないでしょ?かわいそうなのはアンタじゃない」 ピシャリと言い放った彼女は、美羽ちゃんの肩に優しく手を添えた。 「お昼何を食べにいこう? オムライスにしよっか」 何も言えなかった美羽ちゃんから、小さな頷く声が聞こえた。 ――― ――――― .