そうは言っても、昼間のほとんどがヲタクと呼ばれるお客様であり、私たちは常連客の顔と名前を把握しているのは当たり前である。 「アキ君」 すかさずお客様のテーブルのもとに駆け寄った。 「春花様、お呼びでしょうか?」 もちろんこの時は腰を低く、できるだけ目線を合わせて 「アキ君のフレンチトースト食べたい」