「さっきから時間ばっか気にしてるみたいだけどなんかあるの?」 達也の問いに戸惑う私。 言えるわけがない。 陽と達也を会わせたくないなんて… なんで会わせたくないのか自分でもわからなかったけど 会わせない方がいいと思った。 でも… 「ただいま」 それは無理な話でついに陽は帰って来た。 「お邪魔してます」 リビングに入ってきた陽を見るなり達也はあいさつする。 陽はちょっと驚いた顔をする。 ついに会ってしまった…