私の王子様-社長【完】





「うまい!」




達也のその言葉に少し喜びを感じる。


陽以外に手料理を食べさせるのは初めてだから…


でもどうしてだろ?


陽においしいって言われる方が何倍も嬉しい。




「さっきからボーっとしてるけど大丈夫?」




達也の声にハッとし頭を横に振る。


さっきから私変なことばかり考えてる…




「大丈夫だよ!!」




私は少し大袈裟に返事をすると再びご飯を食べ始めた。




「「ごちそうさま」」




そして時刻は8時もうそろそろ陽が帰ってくる。