私の王子様-社長【完】





「これでよし…」




そう言って私から離れる達也。


もしかして…




「何したの?」




私は恐る恐る聞いてみた。




「何ってキスマークつけただけだよ?」




だけだよ?


なんであなたはそんなに当たり前のように言うの?




「なんでそなんのつける必要があるのよ?!」




私は達也を思いっきり睨みつける。


キスマークなんて彼氏でもないのにつけないでよ!!


彼氏でも絶対に嫌…


キスマークって束縛の証じゃない。