「遠慮すんなって!ほらついたから降りろ」


「へいへい」




言われなくたって降りますよ…




「あっ忘れてた」




後ろからそんな声が聞こえたと思ったら




チュッ




誰かが私にキスをした…


誰か?


誰かじゃないこれは…




「あんた最低!!」




陽だ…


私は思いっきり車のドアを閉め


校門を勢いよく通って行った。




「もうなんなのよ!!最悪…最低!!」




きっと周りから見たら頭のおかしい生徒だったろう。