「お腹大丈夫か?」




陽はそう言って私のお腹に手を触れた。


ちょっと触れられただけなのにそこはジンジン痛んだ。




「ちょっと痛いかも…」


「ここも消毒しないとな?」




そう言って私の服をまくろうとする。




「えっ?ちょ、ちょっと!」


「何?」




動きは止まったけど陽の手は私の服をつかんだまま。


その手をどうか離してください…