その額からは汗が流れ、私の姿を見たせいだろうか その目からは光が失われていた。 「おい?」 「なっなんだよ・・・」 いまだに私の口を手でふさいだままの男は怯えた声で返事をした。 「手を離せ」 今までで一番低い声でしずかに陽はそう言った。 その迫力と言ったら、私に言われたわけじゃないのに背筋がゾッとした。 「早く離せよ?殺すよ?」 「す、すみません!!」 男は私の口からから手を離しようやく私は解放された。