一向に離れない腕に私はついに我慢できなくなり
自分でその腕をどかした。
「陽…仕事はちゃんといかないと?社長さんでしょ」
まぁこうなったのもはっきり言うと私が悪いんだけど
この際それは気にしないことにしよう。
陽は私の言葉を聞いて諦めたのか
「着替えてくる」
そう言って私をリビングに残し寝室に入っていった。
「ふ~」
自然と言葉にならない思いがあふれだす。
私ってやっぱり陽の邪魔な存在にしかならないのかな?
陽が私を愛してくれることはわかるけど
そのせいで仕事に影響が出るのはまた別だ。
仕事の邪魔だけはしたくないというのが私の一番に優先すべきことだと思っているから…


