「ごめん…」 それから陽は私が泣きやむまでずっとそばにいてくれた。 久しぶりに感じた人のぬくもりはさらに私の涙腺を緩めたのかもしれない。 「落ち着いたか?」 「うん。ありがと」 私は照れながらも感謝の気持ちを伝える。 私は純粋に謝ったつもりなのに、なのに!! 「お礼は体で払ってもらうからいいよ」 さらっとこんな言葉を言う。 ダメだ… こいつとわかりあえる日が来ることはないかもしれない。