それと同時になぜか顔を逸らす陽。 「陽?」 そう言って私が顔を覗こうとすると また顔を逸らす。 「ねーどうしたの?」 「なんでもねーよ」 なんでもないならこっちを見て欲しい。 そしてその時あることに気づいた。 陽の顔が… 『なんで顔赤いの?』 そう赤いのだ。 「なっ、だからなんでもねー」 陽があまりにもそれを否定するので 「変な陽…」 と言って私は聞くことをやめた。 (陽の顔が赤い原因は真である。 by 作者)