私の王子様-社長【完】






『す…き…すっき…好き!!』




そう言った瞬間にもう一度


陽のそれが私の唇に触れた。




「はっ…うっ…は」


「お前…反則すぎなんだよ」




陽の言ったことに理解はできなかったが


今まで以上に激しいキスに


私は必死についていくことしかできなかった。




「もぅっ…くるっ…」




さすがに激しすぎるキスに陽の胸を叩く。




「キス下手だな…。鼻で息しろよ」


「むっ無理だよ~」




あまりに激しすぎてそこまで頭が回らない。


私は少し涙を浮かべたまま


陽の顔を見上げた。