きっと陽が好きだからだろう。 「ふっ…」 「あっ…うんっ…はぁ」 私は陽とのキスに酔いしれていた。 そしてようやく陽とのキスが終わり リビングに私の荒い息の音だけが聞こえた。 『好きだ…』 「へ…?」 突然私の耳に届いた言葉に 内心なぜか焦りを感じた。 今… 好きって… 嘘でしょ? どうしょう… もう嬉しくて 泣きそうっ… そう思った時はすでに遅くて すでに私の目からは涙が溢れていた。