私の王子様-社長【完】






きっと陽が好きだからだろう。




「ふっ…」


「あっ…うんっ…はぁ」




私は陽とのキスに酔いしれていた。



そしてようやく陽とのキスが終わり


リビングに私の荒い息の音だけが聞こえた。




『好きだ…』




「へ…?」




突然私の耳に届いた言葉に


内心なぜか焦りを感じた。


今…


好きって…


嘘でしょ?


どうしょう…


もう嬉しくて


泣きそうっ…



そう思った時はすでに遅くて


すでに私の目からは涙が溢れていた。