その後マンションにつくまで手が離れることはなく 無言のままリビングのソファーに座らせられた。 「この傷…」 そう言って私の頬に触れた。 「殴られたのか?」 「暴れんじゃねーよ!って…」 あの瞬間を私はきっと忘れることはないだろう。 あんな怖い思いもう二度としたくない。 「怖がっただろ…」 「うんっ…」 止まったと思った涙がまた溢れ出す。 その涙を救うように陽の唇が私の頬に当てられた。