「ここな…」
陽は静かにこの海について語りだした。
小さい頃によくお母さんときていたこと
そしてそのお母さんは5年前に病気で亡くなっていること
本当は悲しいはずのこの海にくると
なぜか元気が出るということ。
私の知らないところで陽は
とっても傷ついてとっても苦しんでいたんだと思うと
急に愛おしくなって
気づくと私は陽に抱きついていた。
本当は抱きしめてあげたいんだけど
身長差の関係で私が抱きつく形に
でもそんなこと関係ないってくらい
私は陽が愛おしかった。
そして陽も黙って私を抱きしめ返してくれた。


