でもお仕事なんだから仕方ない… って…それよりも前に別に私は陽の彼女なわけでもないし むしろ買われた身で誰と食事してようが文句言える立場じゃないだろ!! 心の中で自分にそう言い聞かせる。 どこの誰かもわからない人に嫉妬してどうするんだろ。 「それがどうかしたか?」 陽が疑問に思うのも仕方がないだろう。 私は 「別に~なんとなく…」 そう言って軽く話を流してしまった。 でもそんな私に陽は怒るわけでもなく 『なんだそれ?』 と言って少しだけほほ笑んでくれたのを 今でも覚えてる。