その時はきっと 死んでしまうだろう… 今の私は陽がすべてだから。 陽がいなくなったら 私に残るものは何もない。 そう思うと急に胸がズキンといたんだ。 「真…どうした?」 一瞬だけ私の表情が曇ったのを知ったのか 陽はさっきと変って心配そうに私を見る。 お願いだから そんな目で見ないで… 私を心配しないで… 優しくしてほしいと思いながらも どこか突き放してほしいという自分もいて その矛盾は痛んだ心をさらに追い詰める。