それよりも… 「なんであんたがここにいるわけ?」 目の前に立っている人物を睨みながら聞く。 人のファーストキスを奪いやがって… いや、そんなことどうでもいい。 「ひどいな…真と一緒にご飯食べようと思って」 呼び捨てにしないでほしい。 「ご飯はいいけど、勝手に呼び捨てにしないでくれる?」 「別にいいだろ?俺がお前を買ったんだし。今は俺がお前をどうしようと関係ない」 その言葉が胸に深く突き刺さる。 やぱっりこいつ大っきらい… どうせ私は買われた身ですよ。