「顔隠さなくてもいいんじゃないか?」
陽は私の顔に気づいていたのか
クスクス笑いながらそう言った。
「か、隠してない!!」
そう言いながらも顔は下を向いたまま。
余計にばれるというのに私は馬鹿だった。
「お前はな~素直な方がかわいいんだぞ?」
「なっ!」
わかってるよ?
素直な方がいいのは…
で、でも不器用で負けず嫌いな私はなかなか素直になれない。
「も、もう知らない!!」
私はそう言うとリビングを出て寝室に向かった。
このまま陽といたら自分が傷つきそうで怖かった…
そしてまた、素直じゃない自分を出して嫌われたくなかったから。


