私の王子様-社長【完】






「顔隠さなくてもいいんじゃないか?」




陽は私の顔に気づいていたのか


クスクス笑いながらそう言った。




「か、隠してない!!」




そう言いながらも顔は下を向いたまま。


余計にばれるというのに私は馬鹿だった。




「お前はな~素直な方がかわいいんだぞ?」


「なっ!」




わかってるよ?


素直な方がいいのは…


で、でも不器用で負けず嫌いな私はなかなか素直になれない。




「も、もう知らない!!」




私はそう言うとリビングを出て寝室に向かった。


このまま陽といたら自分が傷つきそうで怖かった…


そしてまた、素直じゃない自分を出して嫌われたくなかったから。