でも陽はあまりそれを食べてはくれない。
朝起きると、その残りがテーブルに置き去りに…
それを見るたびに少しだけ心が痛んだ。
「なんで恋したんだろ?」
今さら思ってもしょうがない。
好きになっちゃったんだから…
そういう冷たいところも好きになっちゃったんだから…
心の中でそう言い聞かせる。
でも少し寂しくて私はそれを紛らわせるために勉強した。
家にいる方が学校よりも集中できる。
だから私は授業中あまり話を聞いていなくても勉強に遅れることはなかったし
むしろ進んでる方だと思う。
「ご飯作るか」
私は一通り勉強を終わらせると夕食の準備をした。
メニューはシチュー。
今日はどうしても作りたかった。
そしてどうしても陽に食べてもらいたかった。


