私の王子様-社長【完】






「それにしても、真は気づくの遅すぎなんだよ」


「何が?」




百合の言った言葉の意味が分からない私。


何を気づくというのだろう?




「私はもっと前から真が陽さんのこと好きって知ってたよ」


「はい?!」




知ってた?


私が陽を好きって?


で、でも好きって認めたのは今日なわけで


てか相談したのも今日なわけで…


それなのにどうして前から知ってるの?


私の頭の中に広がるたくさんのクエスチョンマーク。


それは消えることはなく増えていくばかりだった。




「真は好きとか言ってなかったけど、話聞いてたらわかるよ?」


「は、はぁ…」




話っていっても愚痴ってただけじゃん。


それがどうしたら好きになるの?




「まぁ、私にはわかるんだから!!」




そう言って背中をたたく百合。


そうか百合は超能力者だったんだ…


なんて冗談を心の中でささやいた。