‐‐‐‐‐‐‐‐‐龍side‐‐

キーンコーンカーンコーン――…


「やーっと終わった~」

前の席に座る海翔が、伸びをしながら言った。


今日の授業は全て終わり、部活のやつは支度を始め、帰るやつはゾロゾロと出ていった。


俺らはまぁ、両方だな。


一応部活には入ってる。

俺も海翔も、バスケ部。