「え?」


「だから恋人のフリしてあげる!」


「本当か?」


「嘘言ってどうすんのよ!」


「そうか!?やった!!やったぞー!」


喜山翔太は両手でガッツポーズした後、私の周りを回っている。


そんな大喜びすることか?


まあ、それだけ嬉しいんだろうな。