そんな時、さっきまで何もかんじなかった左肩に違和感を感じた。


ふと横を見ると、隣に座っていたはずの男が私の肩にもたれ掛かって寝ていた。


『えぇ〜?どうしよう…こういう時ってどうするんだろう?』


そう考えている時、美優が後ろに振り返った。


私は咄嗟に人差し指で横を指差した。


すると、美優は怪しくニヤッと笑い、何もなかったように前に向き直した。


『くそっ!美優のヤツ!!』

後で覚えてろよと言わんばかりに美優の椅子の下を蹴った。