「なーに不安そうな顔してんの、こんなナリしてっけどとって喰ったりしねーよ?」


「あはは、和輝下品~」


「てめ、そういう意味じゃねーよっ。何考えてやがる」


そう言いながら和輝は赤メッシュの男の子を小突く。



「ははっ!」


そんな様子を見てなんとなく笑いが出る。

和輝と仲間はびっくりしたように私を見る。