偽装☆ROMANCE [中編]



また逃げきって歩いていると、手に雫が落ちた気がした。



「ん?雫…?…あれ?涙…
あは、何泣いてんだろ…私…。」





お化け屋敷で泣くなんて、馬鹿みたい。幼稚園じゃないんだから。
メイクだってしてるんだから、泣いちゃだめじゃん!





でも、違う。
きっとこの涙は、怖いからじゃなくて…。





「もぉやだ…出口…どこ…?
暁名さ…ん…っ」




















ガシッ





















突然、腕を掴まれて。
慣れない私は、また逃げだそうとする。





「いやぁぁぁっ!!」




もうやだ。どこに行ったの?暁名さん…



























「…由良っ!?」
























「……え…?」
























私の手を掴んだのは











お化けじゃなくて





























暁名さんだった。