この顔を大五郎の嫁なんぞに見せたらどうなるんですかい?

予想も付きませんゼッ…

私『あのぉ…』

母『それはダメ!』

…………

母さん……いつもかぶりますゼッ!

弁護士『ダメと言われましても……』


母『ダメに決まってるじゃない!こんな顔を奥様に見せたら何言われる事か!』


私『…………』
弁護士『…………』


傷つくゼッ……


哀れみの目でチラチラ見てくるんじゃねぇよ!

弁護士やってらんねぇ様にしてやんぞ!


母『あらやだ……私ったら、ごめんなさいね!そんなつもりで言ったんじゃないわよ!誤解しないでね!貴女の事ブサイクなんて思ってないわよ!いや……少しは思ってるけど、だけど全然……』

私『母さん……もういいよ』


だいぶ傷ついたゼッ……

弁護士『なら…どうしますか?』


どうしますか?って……

私『それを考えるのも、オメェの仕事だろ?』


弁護士『そう言われましても……どうしましょうか……』


私『遺産はいつ頃貰えるんですかい?』


遺産さえもらえれば……


あの5千万さえあれば、今すぐチンチクリンに手術して貰えるゼッ!


弁護士『遺言書によりますと、お嬢様の20歳の誕生日にお渡しする様にとの事ですが』


―――――ガビ~ン―――――