何処をどう変えるなんて、考えた事がなかった


ただ……この顔が嫌で嫌でたまらなくて……


整形したい!って事しか考えてなかった。


この顔でなくなるなら、どんな顔でも構わないと思って生きて来たから……

いつしか気付くと涙が零れていた……

それを見たチンチクリンは

『泣き笑いなんて珍しいですねぇ〜』

『………』


笑ってねぇし……

泣いてるだけだし……
ツッコム元気もなくなってしまったゼッ……

アタイの顔は一体どうなってるんだい?


チンチクリンにまで
母さんと同じ事を言われるとはな………

アタイは相当笑ってるらしい!


早くこんな顔から脱出せねばっ!


私『チンチクリンに任せるからよぉ〜頼むから可愛くしてくれ』


『任せると言われましてもねぇ……』


私『取りあえず笑ってもいねぇのに、笑ってる様に見える顔をどうにかしてくれ』


『あっ…さっきのは…泣き笑いではなかったんですね!ごめんなさい……』
チンチクリンが母さんに見えて来たゼッ……



私『頼む!アタイを変えてくれよ!可愛くしてくだせぇ…』


『してくだせぇって……う〜ん………分かりました。僕にお任せを!』

頼むぜっチンチクリン!
だけど笑いたいなら我慢せずに笑いやがれよ!

肩が小刻みに揺れてますゼッ!!