そんなこんなで
又々チンの病院に舞い戻って来たアタイに、受付の姉ちゃんはかなり嫌そうな顔をして、アタイとヒロにティーを出してくれた


ホウキ片手にチンが走って来たけど、ヒロを見て
『掃除は大変だなぁ~』
とか何とか言って
ホウキを直しに戻って行った


チンの野郎!
又アタイを追い出すつもりでいやがったな!

覚えとけよっ!


診察室に通され
足を見せた


チン『こけましたかぁ』

私『こけましたゼッ』


チン『まぁ~たいした傷ではなさそうなんで、消毒してガーゼ貼っときましょうね』


私『たのんます』


チン『あの方が藤本弘和31歳ですか?』


私『めちゃくちゃ覚えてますな!』


チン『記憶力だけはいいもんで!』


私『だけど男前が抜けてましたゼッ!』


チン『たいした男ではなさそうですよ!』


なぬっ!


私『何でそんな事言うんだよ!アタイの事が嫌いだからって、ヒロの悪口言う奴は、いくらチンでも許さんぞ!』