今ここにチンが居てくれりゃあ良かったのに……

役立たずめ!


どうして彼女居るか聞いた時、スル~しやがったんだ?


聞こえなかったのか?

多分聞こえなかったんだな!
じゃなきゃ普通スル~なんてしねぇよな?


セバ『御嬢様!おかえりでしたか!あのぉ…チンさんを見ませんでしたかな?』


私『あっ…ただいま…チンチクリンなら、さっき急いでるからって、帰っちまったよ』


セバ『えっ!?はて……おかしいですねぇ……セバスチャンとチェスをする約束してましたのに……』


やり方も知らねぇのにか?


私『急用でも思い出したんじゃない?アタイお腹空いたんだけど、何かある?』


セバ『かしこまりました!只今用意致します』


すげぇー!

セバスチャン……
オメェちゃんと出来るじゃねぇか!

この家に来て
初めてセバスチャンが仕事してますゼッ!!



お腹いっぱい食べた後、
ただ適当に並べて行くだけのチェスに、何故か3時間も付き合わされたアタイは、これの楽しさが分かった様な気がした







はずは無い

何だこの遊びは?

何が楽しくて3時間も黙々とやってんだっ!


その間セバは大爆笑!


セバのツボが分かりませんゼッ……