チン『で?どんな方なんですか?』


私『タクシーで一緒になった男前!』


チン『ほほぉ~』


私『藤本弘和31歳!男前』


チン『ほほぉ~』


私『赤外線を初めてした…タクシー代おごってくれた…又連絡するって言われた……で、男前!』

チン『独身ですか?』


私『聞くの忘れた……けど男前』

チン『なら、それを聞いてから話を聞きます!では!急ぎますので!』


『…………』


帰っちまった………


なんだよ!
何で帰るんだよ!
あいつは一体何しに来てたんだよ!


てか、最後まで話聞けや!
って、もう話す事もなかったんだけど……


もしやそれが分かったから帰っちまったのか?
やはりエスパ~チンなのかい?


にしてもだ!
恋愛話って、こんなあっさりしてるもんなのか?
みんなこんなあっさり話に、ワ~キャ~言いながら話してるのか?


友達いねぇから分かんねぇよ………


母さん早く帰って来ねぇかなぁ?


その時電車が鳴った

私『母さん今何処ですかい?』


『えっ!?……俺だけど……さっきタクシーで一緒だったヒロだよ!』


えぇぇぇ!!
ヒロなの?


私『えっ!?ごめんなさい!母かと思って……』