俺の声に振り返る南と、その後ろから覗く朱莉の姿。

朱莉…。


俺を見る朱莉は、目を真ん丸くして、キョトンとしている。


まさか俺がここに来るとは、夢にも思わないだろな??


俺は思わず朱莉を引き寄せ、抱き締めた。


俺…やっぱり、朱莉が居ないとダメみたい。


朱莉の懐かしい香りに酔い痴れた。

もう…離さない。