「知りません!」 「お前クビになりたい訳?」 「へ…?」 落ち着かない前山は挙動不振な態度を取ると、 「横山さん…。好きなんです。」 いきなり告白する前山は俺に抱き付いた。 「やめてくれ…。俺は朱莉以外、考えられない。」 「あたし、横山さんを誰よりも好きなんです!!」 「わりぃ…。」 そう言って会議室を出た。