「南、お前もう帰れ…。」 「どこまでも、鬱陶しいヤツだな~。お前…。」 「俺は、朱莉を守る為ならどんな手段でも使う。」 静かな声の翼。 チッ、と舌打ちをした南君はその場を去った。 二人になったあたし達。 聞きたい事は、いっぱい…。 「ねぇ?ホント?今の…。で、なぜここに居るの?全部知ってたの?」 整理出来ていないまま言葉にするあたし。