黒い人影は、あたしと南君にゆっくりと近付いて来て居る。 へ…? うそ? この声は…。 あたしの、 あたしの大好きな…。 翼の声!!! ドキン。 と、胸が高鳴ったと同時に姿がハッキリした。 つ、つつつ翼?? なぜ、ここに? どうして? 状況が把握出来ないあたしは、翼を見て、ポケーッとしている。