「翼。あたし!」 定時で仕事を終わらせた俺は自分の部屋で寛いでいた。 携帯音が静かな部屋に響き渡る。 愛しい女の声にもイライラしてしまう。 しかし毎日、楽しそうな声で電話してくるよな?朱莉。 「おぉ。」 「疲れた声だね?」 って、お前…。 何でそんなに明るいんだよ? 「別に?」 「そうなんだ!あたしね今から、歓迎会に行くの~。」