猛スピードで駆け抜けた騒がしい都会を後にし、今は静かな部屋に一人ぼっち。 寂しさが込み上げ、ポロリと頬に涙が伝う。 そうだ…。 返信したメールの返事。 来てると思いきや、あれから翼の連絡は途絶えている。 心のどこかでは、まだ大丈夫…、話をすれば元の二人になんて期待していた。 これは、事実。 でも、もう今ではその可能性すら見当たらない。