「そんな事ないわよ~。」 あたしはそれだけを言ってオフィスへと急いだ。 南君の手を慌てて拒否してしまったあたし。 翼、以外の人に触れたくなくて…。 南君には悪いんだけど、凄いスピードで避けてしまった事を罪悪感に思いながらデスクに着いた。 その時…。 ポケットの中でブルブルと震えている携帯に気付く。 ドキ~ン!!! もしかして、翼???