…次の日…


「昨日はありがとうね!」


出社して来た南君に俺を言って缶コーヒーを渡した。

「こんなに気を使わなくても!」


そう言って受け取ってくれた南君に手が触れた。


「あっ、ごめんなさい!」


重なる手を慌てて離すと、


「野田さんの手って綺麗ですね!!」


なぜか真っ赤な顔をしてニコリと微笑んだ。