「詳しく教えてよ~。」 「じぃさん、“ひ孫をこんなにも早く見れるなんてワシは幸せ者だ~”って笑ってさぁ!“早目に挙式の準備しないと!”って焦ってた~。」 ホント? すっごい嬉しい…。 ニコニコしているあたしのお腹に手を当てて、 「名前考えなきゃなぁ…。」 翼は父親の顔をして優しく撫でる。 「名前の本でも買ってこよ!」