「大丈夫か?これから悪阻とかあるんじゃねぇ?」 「社長にね…。秘書になる勉強させてもらわなきゃダメじゃん?」 「そんなのは俺が社長になってからでいいよ!」 「あたし…。お腹の赤ちゃんと翼を支えたいんだ!」 そう言うと、あたしを抱き締めて、 「俺には勿体ない嫁さんだ…。」 耳元で呟いた翼に、 「これからは、パパなんだから、支えるのは当たり前でしょ?」