「………まだ未熟者では御座いますが、皆様の御協力を宜しくお願いします!」 翼の挨拶が終わり、また拍手がどよめく。 「次は、婚約者の野田朱莉様より、ご挨拶を……。」 へ…? あたし、何も考えて無いよ。 挨拶なんて、無理だよ~!! マイクから下がる翼に目で助けを求めた。 「大丈夫!朱莉なら出来るよ…。」 耳元でそう言った翼はとびっきりの笑顔をあたしに向けた。