翼との甘い週末は、あっという間に過ぎた。


普段通りの生活が一ヶ月程続いたある日。

あたしはいつもの様にデスクに向かいパソコンを打つ。


まだ秘書になる話は社内の誰も知らない。


秘書になる日が来るまでOLとして仕事をする。


「野田さん~。」

部長があたしを呼ぶ。


「はい?」


部長の前まで行くと…、ある一枚の紙を渡される。