「おかぁ・・・ん・・・」

 「空、俺はお前の母さんじゃねんだけど?」

 陸が笑ってる。恥ずいとても恥ずい。

 「よちよち空ちゃ~んっ!!緑音ママがいこいこしてがまちゅねぇ~」

 緑音があたしの頭をいこいこする。なんか恥ずかしい。

 「空、大丈夫か?お前いきなり意識が無くなってびっくりしたぞ。」

 優が心配してくれている。なんかうれしい・・・。

 「空が目覚めてよかったっ!!」

 カズが言う。ありがとうっ!!

 「あのねっ!心配させてゴメンネ?夢・・・見たの。」

 「夢?」

 緑音が可愛らしく首を傾ける。

 「うん。夢でお母さんにあって―・・・・」

 あたしはみんなに自分が夢で見たことを全てみんなに話した。

 みんなは真剣にうん、うんと頷きながら聞いてくれて・・」

 「信じてくれないかもしれないけど・・・」

 「信じてんに決まってんだろ。ってかあの化け物見てる以上信じないわけにも

 いかんだろ。」

 陸は言う。 それもそうかぁ!!!

 「とりあえずっ!!もう一冊の呪・・なんとか見つけりゃあいんだろっ!!」

 なんとかってあんたきいてなかったろ。

 「そうそうっ!!行動あるのみっ!!いそがばまわれっ!!だよっ!!」

 いやいやいやっ!!それなんかちがうからっ!!

 「よしっ!!とりあえずどこにいきゃあいんだ?」