時間になり、支度をして家を出た。
優菜とよく行く行きつけの店。
値段もお手頃で、学生に優しい店。
店の前で、優菜が待っててくれた。
「大丈夫?」
「大丈夫!」
「そう、なら良いけど」
あたしは作り笑顔を優菜に向けた。
多分、優菜は気付いてる。
あたしが辛いの。
そこをあえて否定しない所は彼女なりの優しさかな?
それだけ話して店の中に入った。
「おまたせ~」
優菜は元気にそう言って空いてる席に座った。
今日のメンバーはいたって普通の大学生。
全員合わせて8人。
男子の特徴が、金髪に近い明るい茶髪が1人。
普通の茶髪が2人。
黒髪が1人。

